
茨城県内の和菓子・洋菓子めぐり、続いては桜川市真壁町です。
茨城県ではひなまつりを楽しむイベントが各地で開催されるのです。
仕事で取材したいこともあり、週末を利用し、結城、石岡、笠間のひなまつりを巡ったのですが、
ひなまつりの中でも歴史があり、ひなまつりといえばここ、といわれるのが桜川市真壁のひなまつりなのです。
これは、是非行ってみようと週末を利用し2月28日(日)「和の風 第九章 真壁のひなまつり」に行ってきました。
もちろん、ひなまつりとあわせて和菓子めぐりをしようと、
桜川市商工会真壁事務所などを事前にチェックしたところ、
真壁は小さいまちの中に和菓子屋が多く存在すること、真壁菓子商組合の存在を知りました。
真壁は昔から菓子屋が多く「和菓子の街」としても知られています。真壁の伝説や物語を題材にした「ご利益菓子めぐり」も好評です。街並み歩きに疲れたら美味しい和菓子をご賞味ください。きっといいことありますよ。
その中でも『黄金屋菓子店』にひかれました。
ひなまつりは、街並み案内ボランティアによる案内に参加し、蔵や門などについて詳しく説明してもらい、
短時間で真壁の街並み、歴史を知ることができました。
この後紹介しますが、既に何件かで和菓子を購入した後、黄金屋に向かったのですが、
小さなお店には順番待ちのお客さまがいました。
私の前には6~7人なのですが、いっこうに進みません。
というのも、ご主人と奥さんの2人で切り盛りしているお店なのです。
ご主人が餡を詰め、それを奥さんが一つずつ薄紙で包装し、それを箱に詰めての対応、
ほとんどの人はお土産用なのか2~3箱は注文するので、とにかく1人の応対に時間がかかるのです。
「一人で対応しているのか、進まないね」と並んでいる人はつぶやき、
中には途中でしびれを切らして帰ってしまう人も。
ひなまつりの書き入れ時にはアルバイトを頼むとかした方がよいのではないか、
既に夜もせっせと最中をつくっているかもしれないけれど、この時期はもう少し頑張ってみるとか、
なんて並びながら考えてしまいました。
最終的には1時間近く並んだと思います。
基本的に並ぶのは大嫌いな私ですが、和菓子にかける情熱からなのか、
ここまで並んだからには食べずにはいられないという気持ちもあり辛抱して待ちました。
お腹がすいていたこともあり、早速帰り道の車の中で食べたのですが、
これがなんとも美味しいのです。
比較的大きな最中、大粒のふっくら大納言が詰まっていますがこれが美味しい。
田舎風の甘い餡子を想像していましたが、甘すぎず上品な餡子です。
そして皮ですが、つくりたてということもあり香ばしい香りとサクッとした歯ごたえ、
記憶に残る最中の中で一番ではないかと思ったほどです。
最中の中には、皮のパリパリ感が味わえるようにと餡と皮を別にして売っているものもありますが、
やはりパリッとした皮とは美味しいものなのだと感激しました。
お腹がすいていたこともあるかもしれませんが、
イヤ、やはりこの美味しさは素晴らしい、感動モノです。
これで1個130円、という価格にも驚きです。
ちなみに130円という価格はバラでの値段。
箱入りは、多少単価高めになります。
マドレーヌ 100円 チーズマドレーヌ 120円

一緒にマドレーヌを購入したのですが、この値段にも驚きではないですか。
しっとりとした食感の生地、甘さもちょうどよく美味しいマドレーヌです。
チーズマドレーヌは、チーズが香りしっとりとしていて美味しい。
すでに2ヵ月以上経過していますが、あの時の美味しさは忘れられません。
それほど美味しい最中。
おいしい最中に出会えて幸せ。
この最中があればほかの最中はいらない、ずっと食べ続けたい最中です。
黄金屋が近くにあればよかったのに、真壁町は少々遠い、
そして、特に訪れる用事がないのが残念です。
でも、わざわざでも行く価値ありの黄金屋の最中です。
この記事を書き終えたあと、「茨城新聞日曜版Taste」で黄金屋の「平四朗最中」が紹介されている記事を発見しました。
自家製のあんは作りだめせず、小豆と砂糖を朝から火にかけ、2~3時間かけて煮込む。「同じ分量でも、煮詰めの具合などで微妙に変わる。シンプルな味だけにごまかしがきかない」と話してくれました。
平四朗最中は作り始めて30年以上たつが、同じ味が守られている。
なるほど、ひなまつりだからといって夜のうちに作りだめするわけにはいかないのですね。
この味は、是非守り続けていただきたいです。
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★5個の満点をつけたいところですが、今後黄金屋を超えるお店が現れるかも?!
現時点での最高得点!!
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