2011.05.05(木)

茨城県内の和菓子屋めぐり、古河市、結城市、下妻市、筑西市、石岡市、大洗町、桜川市をレポートしましたが、今回は笠間です。
笠間は水戸から近いこともあり、日動美術館など行きたいところも多いのになかなか行かれず、
県西地区に行くのに毎回通るものの寄る時間もなく、結局初訪は2010年12月でした。
しかし、その時は和菓子屋めぐりせず、こちら和菓子処 松島を訪れたのは2011年2月のことです。
笠間といえばのひとつに笠間稲荷神社がありますが、その近くにある和菓子屋。
存在は知っていましたが、笠間稲荷神社を訪れる主に観光客向けのお店、ぐらいかと思っていました。
稲荷神社近くに住む50代の男性に笠間で美味しい和菓子屋をおしえて欲しいと尋ねたところ、和菓子処 松島との答え、いなりゆべしが美味しいと。
この方の意見は信用できるかも、加えてホームページの商品をみていたらこれは一度食べてみたいと思い行ってきました。

桜もち、草もち、おまんじゅう類などの昔ながらの和菓子から上生菓子、創作菓子、洋菓子など幅広く作っています。
笠間八萬五千石 147円
代表商品のこちら、お店の奥さんにおすすめを聞いたらやはりこの最中だと。
値段は、茨城価格にしては高設定かとも思いますが、そそられて5個購入。
どっしりと安定感のある米俵形の最中。開封するとお米の香ばしさが漂い始めます。皮の中には、ぷりぷり小太りあずきが入ったとびきり美味しい餡を大切に詰めました。小豆のはぷちっとじける歯ごたえと、あんの香味、そして最中の皮の香ばしいお米風味すべてが一緒になってかもしだす美味しさです。おいしさの差別化が難しい最中に当店のこだわりを極限まで追求した、丁寧な作りの最中です。
確かに、大粒でふっくら太った小豆です。これは見た目だけでそそられます。
上品な甘さとなんといっても小豆そのものを十分に堪能できる美味しい餡子です。
高品質、この値段にも納得できます。
どらやき 120円
もちろん、このどらやきもおすすめと奥さん。
そして、120円とはお安いではないですか。
小豆の美味しさは最中で述べた通り、そして皮もふっくら食感、こちらも美味しいです。
いなりゆべし 135円
おしょうゆ風味の黄金色のゆべしは、遠方のお客様にも大好評です。おいしさのヒミツは、上品なお醤油の香りとみりん風味のふっくらとこしのあるお餅に、くるみがたっぷり入ってるからです。お餅のさっぱりとした甘さ、大きなクルミの歯ごたえがまろやかな後味がお口にひろがり消えて行きます。風味も味わいも和に徹した自慢の味です。遠方のお客様にもお勧めする一品です。
こちらが看板商品、もちろん奥さんもおすすめ。
ゆべしは好きなのですがクルミが苦手なのです。ゆべしというとクルミ入りがほとんどでねこれが私には残念。
おすすめのゆべしなのでひとついただきました。
甘すぎずお醤油の香りの美味しいゆべしです。お使い物などにちょうどよさそうですね。
他にも気になるものがあったのですが、餡子好きの私としては、どうせ食べるなら餡子を堪能できるものと最中、どら焼きに集中しました。
笠間しぐれ 147円
小さくても手にのせるとずっしり重い重量感。しっとりとみずみずしい笠間しぐれ。ほくほくで透明感のあるこしあんと、つぶつぶあずきあんのかもしだす、あずきの宴をお楽しみ下さい。
創作菓子の中でも餡子が楽しめるものとして選んだのがこちら。
あずきの宴とは、なんともひかれるフレーズ。
ほっくりこしあん、つぶつぶあずきの上品な和菓子、美味しいです。
でも、私はこれなら笠間八萬五千石かどら焼きを選びます。
観光客相手のお店という考えは払拭しました。
笠間に昔からある和菓子屋、うちで食べるおまんじゅう、季節の桜餅などから、上生菓子、そしてお土産まで揃うお店です。
餡子が美味しい笠間八萬五千石とどら焼きはお気に入りです。
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