2011.06.14(火)

ひたちなか市の新スイーツイチゴダッペ。
阪場製菓、和泉屋菓子店、桔梗屋本舗、稲葉屋菓子店、つるや製菓、リスボン洋菓子店とレポートしましたが、
7店目は十一屋菓子舗です。
イチゴダッペはひたちなか市那珂湊の和洋菓子店9店での取り扱いです。
【取扱店】
つるや製菓、稲葉屋菓子店、十一屋菓子舗、阪場製菓、桔梗屋本舗、和泉屋菓子店、つるや菓子店、鹿島屋菓子店、リスボン洋菓子店
イチゴダッペ 1個126円 5個入り680円
11日(土)、リスボン洋菓子店でイチゴダッペを購入した足で、十一屋菓子舗に向かいました。
十一屋菓子舗は、那珂湊漁港、「那珂湊おさかな市場」近くにある和菓子屋です。

港からの潮風をうけイチゴダッペののぼりがはためいていました。

すあま、草もち、かのこなどがならぶ、生粋の和菓子屋。
和菓子が大好きな私、なんとも美味しそうなかのこに釘付けです。

和菓子が並ぶガラスケースの上に、イチゴダッペがありました。

十一屋菓子舗の3代目という和菓子職人のご主人へ、イチゴダッペの9店食べ比べをしていると正直に話しました。
「食べ比べ、こわいね(笑)。」
同じ材料とレシピだとは聞いていますが、やはりそれぞれのお店で微妙に違うと思っています。
「そう。それぞれ使っている窯が違うし、分量なんかもお店によって多少違うと思う。クリームも多ければいいかというと違う。」
なるほど。やはり最終的な味は、作り手の感性が決め手となっているようです。
十一屋菓子舗の代表商品はすあまだとひたちなか名産品ガイドのお店紹介で確認しています。
すあまは上新粉をこねて蒸したものに砂糖を加えた素朴な味のお菓子、単純な材料だけに食感が腕のみせどころ
とあり、和菓子作りへの自信がうかがえ、このご主人がつくるイチゴダッペがなんとも楽しみです。
9店のイチゴダッペを味の違いで選ぶのもよいですが、そのお店の自慢の商品も一緒に、というのも楽しみ方のひとつだと思っています。
私だったら、大好きな和菓子も買えるお店を選ぶとか。
こんなことをご主人にも話しました。
「かのこ、食べてみてよ。」
えっ、そんな。それでしたらお金を払います。
「いいよ。うちのかのこ、美味しいから食べてみて。」
私のかのこにおくる視線が執拗だったのか(笑)、お言葉に甘えていただきました。
ありがとうございます。


和菓子職人であるご主人の自慢の腕によって作られたイチゴダッペです。



粉砂糖でコーティングされた表面のさくっとしている様子がうかがえます。
横から見ると生地のふわふわ感が伝わります。
断面図、生地は均一にふっくらしていて美しい。
なめらかそうなクリーム、ジャムの赤がポイント、均整のとれたスタイルです。
表面さくっ、丁寧に泡だてられたメレンゲという印象のふんわり生地は、甘さも控えめで上品な美味しさです。
クリームとジャムのブレンドは、クリームが甘すぎずジャムの美味しさがしっかり伝わるものです。
十一屋菓子舗のイチゴダッペは、ふわふわで甘さも控えめの上品な生地、クリームとジャムの美味しさが伝わる全体的に調和のとれた、ゴールデンバランスという印象の美味しさです。

上段左から阪場製菓、和泉屋菓子店、桔梗屋本舗
中段左から稲葉屋菓子店、つるや製菓、リスボン洋菓子店
下段十一屋菓子舗
7店目、和菓子職人であるご主人の自慢の腕によって作られた美味しいイチゴダッペに出会えました。
いよいよ、残るは2コマです。
6店のイチゴダッペで記念撮影です。

上段左から阪場製菓、和泉屋菓子店、稲葉屋菓子店
下段左からつるや製菓、リスボン洋菓子店、十一屋菓子舗
いただいたかのこを、せっかくなのでご披露します。

左側大納言のかのこは、艶やかでふっくらした大納言の中に舌触りのよいなめらかなこし餡、甘さがおさえられていて小豆の香りなど素材そのものの味を楽しめる美味しいもの。
右側うぐいす豆のかのこは、大粒のうぐいす豆はふっくら炊き上げられ、中の白餡もなめらか、こちらも美味しいです。
このかのこを食べ、改めて甘さのバランス、それぞれの美味しさを伝えるゴールデンバランスが表現されているイチゴダッペだと思いました。
大の甘党で、餡子もこってり甘いのが好みの私でしたが、茨城でも美味しい和菓子に出会え、よく味わってみると小豆など素材そのものの美味しさを引き出すには甘さは少し控えめなくらいがちょうどよい、そんなふうに感じるようになりました。
われながら、和菓子の奥深い美味しさがわかるようになったなと。
こんなこと言うと、知らない人は20代のお嬢さん、と想像するかしら(笑)。
ランキングに参加しています。励みになるのでクリックお願いします!



スポンサーサイト