
毎月仕事で結城市に出かけていますが、既に結城駅周辺の和菓子屋はほぼ制覇した結果、お気に入りはきくち菓子店に決定、毎回お邪魔し、大好きな豆大福、どら焼、シベリア、つむぎ娘最中などをいただいています。
今回は、訪れた商工会議所の方に近くに甘味処があると聞き、それは気がつかなかったと場所を訊ねたところ、
いつも通る大通りから一本入ったところにあるお店でした。

レトロな甘味処と聞いていましたが、佇まい、ガラスケースに展示された商品サンプルなどなんとも昭和レトロなお店です。
大きく氷と書かれた赤い旗が目につきます。
この日8月30日(火)、日中は陽射しが強くかき氷日和。
あんみつなども扱う甘味喫茶ですから、大好きなあずきを選びました。
もちろん、かき氷機は手動のもの、奥の厨房からカリカリ氷を削る音が聞こえてきます。

目の前に出された氷あずきは、サラサラの氷の底の部分と頂上にあずきです。
手動のかき氷機で削られた氷は口の中でさらさらと溶けていきます。
この氷の食感は手動ならでは、真壁の白川菓子店で味わったかき氷と同じです。
丁寧に炊きあげられたしっとり甘めのあずき。
氷にかかったシロップと、それほど多くないあずきでちょうどよい甘さの氷あずきに仕上がっています。
最近、朝夕は随分涼しくなり、このあと来る台風12号が過ぎたらすっかり秋めいた陽気になりそうな予感がしています。
多分、かき氷はこの夏最後となるでしょう。



店内に貼られたお品書きは、中華そば、やきそばなど食事メニューとあんみつ、ところてんなど。
この手の甘味喫茶、以前はたくさんあったのでしょうね。

瓶のコーラーがこれまたレトロな冷蔵庫に入っていました。
店内は、入口を入ったところに4人用のテーブルが5つくらいと畳の部屋があります。
お昼時、畳の部屋ではお母さんと子供たちが中華そばなどを食べていました。どうやら常連さんのようです。
テーブルには小学生の男の子2人が中華そばを、お腹がすいていたのでしょう、ものすごい勢いで食べていました。
歩いて帰っていったところをみると、やはりご近所のようです。
昔から、まちの人に愛され続けている甘味喫茶という印象のお店でした。

外の看板には「おしるこ」の文字、冬にはお汁粉もあるのでしょか。
次回はあんみつをいただいてみますか。
ランキングに参加しています。励みになるのでクリックお願いします!


