2009.03.16(月)
サントリー白州蒸溜所「シングルモルト楽しみ方講座~ハイボールからはじめよう~」(その2)

前日に引き続きサントリー白州蒸溜所「シングルモルト楽しみ方講座~ハイボールからはじめよう~」をレポートします。
今回のイベントは特別に、白州蒸溜所工場長である前村工場長が、ガイドツアーに一緒に参加し白秋について語ってくださいました。

まずは、ウイスキー製造工程見学です。

ワクワクしながら蒸溜所へ足を踏み入れます。

ウイスキーはビールと同じ大麦からできていますが、蒸溜と樽熟成により、低カロリー・低糖分、プリン体ゼロ、加えてポリフェノールによるリラックス効果が得られる身体に優しいアルコールなのですね。

原料は二条黄麦。
写真右はピート、私の好きなピート香はこれによるもの。
仕込槽

この日、仕込槽はからでした。
以前、ビールの製造工程を見ましたが、からの仕込槽からは麦汁の香りが。
発酵槽

発酵には3日間かかりますが、2日目の状態を見ることができました。
白い泡がぶくぶくと、麦の甘い香りがします。
蒸溜釜

初溜、再溜用に6個ずつ銅製の釜が2列並んでいます。
炎を直接当てる直火蒸溜と蒸気を使った間接蒸溜の2つの加熱方式、釜の形の特徴でタイプの違うニューポットと呼ばれる蒸溜されたばかりの若いモルトウイスキーが誕生します。
蒸溜所見学に引き続き、リチャー場を見学。

熟成に使われる樽は何度も使うことで弱ってくることから焼くことで熟成に最適な樽へとよみがえらせます。
職人技を間近で見学、最初小さな炎だったものが、高く上がった状態が写真中央、
最後は職人の方が水をかけることで一瞬にして炎が消え煙が立ち上がりました。
そして、樽は香ばしいなんともよい香り。

この日は特別に、間近で香りを嗅ぐことができました。
続いて貯蔵庫へ。

ひんやりとした貯蔵庫、温度管理をしているかと思ったら、自然の温度のままだそうです。
夏の暑さ、冬の寒さ、自然の温度により樽の中で熟成を進めるのだそうです。
そして、ここでもなんともよい香りが、もちろんここになるとかなりウイスキーに近い香り、
ウイスキー好きにはたまらない香りです。

樽は素材、型の違いでバーレル、ボックスヘッド、パンチョ、シェリー樽と複数種、その特長で味がかわるのです。

長い年月の熟成で容量が減ってくる、熟成年数が多いものの値段が上がるのもわかりました。
初めての製造工程見学は、ウイスキーが誕生するまでの長い歳月、
こうして美味しいウイスキーが出来上がるのか、
それまでに職人さんの技を含め多くの人の手がかかり生まれることを知り、
ウイスキーの尊さを感じました。
シングルモルトウイスキー講座以降については、後日レポートします。
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